オーグメニックス株式会社について

ビジョン

オーグメニックスは、放射線治療を受ける患者のQOLの改善をビジョンに掲げ、その技術を活用して、放射線治療中に健康な組織を意図しない照射から保護し、軟組織のマーキングを行う製品を開発しています。

 

放射線治療用の先進のハイドロゲル製品の開発

オーグメニックスは2007年の設立以来、吸収性ハイドロゲルを用いた放射線治療のアウトカム向上に取り組んできました。

SpaceOAR®ハイドロゲル


近年、放射線の照射技術は大きく向上しましたが、標的とするがん組織にしっかりと照射しながら健康な組織への照射を最小限に留める技術は、放射線治療の安全性と有効性を確保する上で不可欠です。

 

がん組織に放射線を照射する際、周囲の健康な組織(「Organ At Risk」=危険臓器)に放射線が照射されてしまうことがあります。がん組織の周囲にある健康な組織の存在は医師にとっては悩みの種で、がんを死滅させるために十分な照射を行うか、周囲組織への副作用を抑えるために線量を下げるかの選択が強いられます。

前立腺の放射線治療に伴うこの問題に対応するため、オーグメニックスはSpaceOAR®ハイドロゲルを開発しました。これは、吸収性のハイドロゲルを注入し、高線量での照射を行う前立腺から直腸を一時的に離す技術です。このように前立腺と直腸の間にスペースを作ることで、放射線治療による直腸の合併症や損傷を低減させつつ、治療の目的であるがん組織の死滅を目指した照射が行えます。

 

2018年5月、 Augmenix, Inc.は、日本法人オーグメニックス株式会社の設立を発表しました。東京都心に本部を置き、日本全国の顧客サポートを行います。

Augmenix, Inc.の副社長およびゼネラルマネージャのStephen J. McGillは、次のように述べています。「SpaceOAR®ハイドロゲルが前立腺がんに対する放射線治療を受ける患者様に対して保険適用が可能になり、非常に嬉しく思います。日本の厚生労働省によってSpaceOAR®ハイドロゲルが保険収載されたことは、放射線治療のアウトカム改善およびそれに伴うリスク低減に向けた著しい躍進となるでしょう。

また、我々の目標は、線量被ばくの副作用を低減することで患者様にとって大きなメリットとなる低侵襲治療に役立つSpaceOAR®ハイドロゲルを全世界に提供することです。オーグメニックス株式会社の設立と保険収載の実現はそれに向けた前向きな一歩です。」

オーグメニックス株式会社代表取締役社長の倉谷頼典は、次のように述べています。

「2018年第2四半期末と見込まれるSpaceOAR®ハイドロゲルの上市と保険収載に向け東京に新拠点を開設でき、非常にうれしく思います。また、当社の革新的技術を結集した臨床的有用性の高いSpaceOAR®ハイドロゲルについては、本製品の採用に関心を持たれる日本各地の医師の方々から好意的なご意見と数多くのお問い合わせをいただいています。私どもは今後、日本での活動をさらに拡大し、より多くの先生方が、放射線治療の副作用リスクを低減したいと思う前立腺がんの患者さんに対する選択肢として、SpaceOAR®ハイドロゲルを提供できるよう努力してまいります。」

オーグメニックス株式会社 代表取締役社長

倉谷頼典